ヤジ馬の日本史

日本の常識は世界の非常識?この国が体験してきたユニークな歴史《日本史》の不思議をヤジ馬しよう!

信仰編24/天照の誓約に神意を下す

~うけい(うけひ)は、古代日本で行われた占いである~ 聞きなれない文言が入った文章にぶつかったので、少し追ってみることにしました。 自慢ではありませんが、ヒマがあってこそできる業です。 それはさておき、その姤にはこんな説明が続いています。 ~宇気比、誓約、祈、誓などと書く~ なるほど、表記の方法もいろいろあるようです。 ではでは、その「うけい」とは、そもそもどんなことを言っているのか? こんな疑…

例外編20/皇后より重祚した御三方

~天皇(という存在)は神の子孫である~ 日本では一応このようにされてはいるものの、そもそも神の存在自体を科学に証明する のは困難ですから、同様にその子孫の存在についての証明も無理なことです。 そこで、「日本民族はこうした信仰心を持っている」、まあこの程度の受け止めの 方が無難なのかもしれません。 それはそれとして、その天皇には通常皇后がいます。 下世話な表現なら奥様ということですが、もっともこれ…

災難編24/震撼!幕末天然痘レポート

現代ではとんと見られることがなくなった「天然痘」も、実は明治時代に入るまでの 日本ではかなり猛威をふるっており、その凄まじい病状自体がまた「恐怖の対象」に なっていました。 「とんと見られることがなくなった」わけですから「天然痘」と聞いてもピンと こない御仁もおられましょう。 何を隠そう筆者もその一人ですので、念のためその「天然痘」について少しばかり 知ってみることにしましょう。 教材をWiki…

付録編30/遅ればせChatGPTのお試し

いわゆる「黒船来航」という出来事について、Wikipediaはこう説明しています。 ~嘉永6年(1853年)に代将マシュー・ペリーが率いるアメリカ合衆国海軍 東インド艦隊の蒸気船2隻を含む艦船4隻が日本に来航した事件~ 実はこれだけではなく、さらに続いて、 ~艦隊は江戸湾入り口の浦賀(神奈川県横須賀市浦賀)沖に停泊し、一部は測量と  称して江戸湾奥深くまで侵入した。  結果、幕府はペリー一行の久…

トンデモ編14/蛮族はオンナの王をもつ

三世紀の中国大陸は魏(ぎ)・呉(ご)・蜀〈しょく〉の三つの王朝が並び立つ、 いわゆる「三国時代」(184-280年)にありました。 そうした中でのこんな会話も聞かれたのです。 魏人A 「おいおい、この先の東の海の、その果てに浮かぶ小島のことを知ってるか?」 魏人B 「詳しくは知らんが、なんでも倭人という野蛮人が棲んでいるそうだが?」 魏人A 「そうだ! そして聞いて驚け、奴らはこともあろうにオン…

数字編17/チョンマゲ頭が鉄道を敷く

ひょんなことから、鉄道のことが話題になりました。 「日本初は、いつ、どこだったか」ということです。 しかしまあ、江戸幕府の時代に開通していたとは思えませんから、普通に考えれば 「明治時代」ということになるでしょう。 そしてまたその場所も、おそらくは鉄道唱歌にも歌われているように 「新橋(東京)」だったということでしょう。 とはいうものの、生半可の知識しか持たない者同士が、ああじゃこうじゃと 当て…

落胆編18/鬱憤はある日弾けた

尾張の虎とも呼ばれた織田信秀(1511-1552年)と、その嫡男でる信長(1534-1582年) の二代に仕えた平手政秀(1492-1553年)は、信秀が死ぬと後を追うように 自刃しています。 その理由については、 〇信秀亡き後の織田家の派閥争いが原因 〇後継者となった信長とは以前から反りが合わなかった 〇その若殿・信長のあまりのうつけぶりを諫めるため などの諸説があるようですが、いずれも確実な…

トンデモ編13/科学VS信念の地球問答

「ハビアン」という名前の日本人をご存知でしょうか? あまりにキラキラネーム過ぎる印象で、ちょっと怪しい雰囲気がしないではありません。 そこで、ちょい調べることにしてみたのです。 すると、こんな説明になっています。 ~ハビアン(1565-1621年)。 本名不詳。  禅僧を経てイエズス会の門をたたき、修道士(イルマン)として活動したが、  後に棄教してキリスト教徒弾圧に協力した~ おお、その経歴を…

怪人編37/聖人も英雄も時にはキレる

筆者は読んだことがありませんが、「新約聖書」にはこんなエピソードが 記されているそうです。 イエスが弟子たちと共にエルサレム神殿を訪れた際の出来事です。 ~神殿の境内が商人たちの商売の場と化していたことに憤り、イエスは、  /両替人の台をひっくり返す/鳩を売る商人たちを追い出す/売買をしていた  人々を神殿から追放する/などの行動をとった~ なんでも「宮清め(みやきよめ)」と呼ばれるエピソードだ…

トホホ編41/武士のちょい変わったお仕事

図書館でひょいと手に取った本の、そしてたまたま目にしたページに こんな文章があって、ついうっかり「衝動借り」してしまいました。 ~ご存知の通り、私は他の作家諸氏が取り扱わない役目を題材にした物語を  得意にしている。  屋右筆、勘定吟味役、御広敷用人、お髷番こと小納戸月代御髪係、表御番医師、  闕所物奉行、禁裏付、目付などである~ ジャンルがユニークなうえに、俄然面白そうなその本は、 上田秀人著…

地元編02/元禄尾張藩士の26年日記

ひょんなことから、町内長老の思い出話を聞く羽目になって・・・そのひとつがこれ。 長老ご自身の記憶によれば、なんでも1984年(昭和59年)頃のことらしいのですが、 こんな本が出版され、随分と評判になったとのことです。 つまり、今から数えれば40年ほど以前の超昔々の出来事になります。 その本とは、尾張藩士・朝日重章(文左衛門/1674-1718年)が残した日記 「鸚鵡籠中記(おうむろうちゅうき)」…

油断編16/将軍の多忙な日常時間割

江戸時代のあれこれを紹介した本にひょいと出会い、何気にそれを眺めていた ところ、ひょっこり「将軍の一日」というページに行き当たりました。 これまでの筆者は、実は一度たりとも「将軍生活」というものを経験したことが ありませんでしたから興味津々です。 そこで首を突っ込んでみたところ、ご丁寧にも将軍生活のイラスト入り日課時間割も 添えられています。 しかも、ご親切なことにその時間割も当時実際に用いられ…

微妙編18/謎っぽいケは歴史にも

天下平定を目前にした織田信長(1534-1582年)が家臣・明智光秀(1528?-1582年) の謀反に倒れた後の天下を掌握したのはこれまた信長の家臣であった羽柴秀吉 (豊臣/1537-1598年)でした。 そして、さらにその秀吉が死を迎えたことによってその後の豊臣政権には大きな ヒビが入ることになったのです。 秀吉の遺児・秀頼(1593-1615年)を盟主として豊臣政権の維持を計ろうとする 政…

誤算編23/初物三冠男の千年祟り

日本史上初めての武家政権である鎌倉幕府が誕生する、そのおよそ250年前のこと、 武士という存在はすでに台頭し、その勢力をさらに広げる勢いにありました。 その草分け的存在ともされているのが平将門(生年不肖-940年)です。 そしてこの方は、併せて幾つかの「日本初」のタイトル?も保持しているのです。 では、どんな「日本初」を? お金はありませんが、ヒマは充分に持ち合わせていますから、ちょっと覗いてみ…

忘れ物41/陸奥国のシュールな世界

奥州藤原氏については、こんな説明になっています。 ~前九年の役・後三年の役の後の1087年から、源頼朝に滅ぼされる1189年までの間、  陸奥(後の陸中国)平泉を中心に出羽を含む奥羽地方(現在の東北地方)一帯に勢力を  張った藤原北家の支流の豪族~ この程度の案内でも分かる人には分かるのでしょうが、「これだけではよくわからんがや」 との感想を持つ方も、筆者を初めとして少なからずいそうです。 そこ…

信仰編23 本邦尼僧ここに始まる

明治時代以降次第に解禁されていったようですが、それまでの社寺や霊山などでは 「女人禁制」、つまり女性に対する入山禁止を原則としていました。 そこには、現代における「女性差別」とか「女性蔑視」とはいささか意味合いの 異なる「信仰上の理由」があったとされています。 そうしたところの見解をメッチャ簡単に並べれば、こんな感じになるのでしょうか? 神道→ 出産や月経の際に血を流す女性そのものを、…

大雑把編12 速度をどう表現したの?

重さや長さなどを表わす「単位」は、当然ながら日本史にもいろいろな形で 登場しています。 では、そうした単位のうちに「速度(スピード)」を表すものあったものでしょうか? 現代でいう「時速〇km」といった類の単位のことです。 それを表すために必要な要素、「距離」と「時間」についての単位は確かにありました。 距離については、基本的で代表的な単位は「里」ということになるのでしょう。  では、その「里」と…

異国編18 旅人に似合う隠れバイト

「隠密」(おんみつ)とは、こう説明されています。 ~主君などの密命を受けて秘かに情報収集などに従事する者~  要するに「隠れてヒッソリ秘密裏に」ということですから、現代風にいうなら 「スパイ稼業」、つまり秘密諜報員/地下工作員/産業スパイもどきのイメージに なるのでしょうか。 幕府/諸藩/その他など、所属する組織は諸々あったのでしょうが、こうした活動は 平和だった江戸時代にも結構盛んに行われてい…

地元編01/灯台下暗しの悪七兵衛

今までそのすぐ目の前を割合よく往き来していたのに、これまでとんと無関心で 無頓着にやり過ごしていた場所が、なんと「史跡」とされていることを知って ちょいとばかり驚いた次第です。 ~へぇ、こんな狭っ苦しい場所が史跡だってか~ さて、その場所は、国道一号線を跨いで熱田神宮の南西に位置した、その距離も セカセカ歩いて五分ほどのごく近いところで、そこには「景清社」との 標札(名古屋市教育委員会)も立てら…

謎解き編39/大和朝廷の政変事情

いつもの通り、お話は古今東西いろいろに飛び散ることになりますが、 さてこんな説明にぶつかりました。 ~(革命とは、)被支配階級が時の支配階級を倒して政治権力を握り、  政治・経済・社会体制を根本的に変革すること。  また漢語の「革命」の語源は「天命が改まる」の意味で、王朝交代に使用された~ 同じ「革命」という言葉を使いながらも、その趣は西洋社会と中国社会では いささかの違いがあるようです。 また…