ヤジ馬の日本史

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信仰編24/天照の誓約に神意を下す

住兵衛

~うけい(うけひ)は、古代日本で行われた占いである~

聞きなれない文言が入った文章にぶつかったので、少し追ってみることにしました。

自慢ではありませんが、ヒマがあってこそできる業です。


それはさておき、その姤にはこんな説明が続いています。

~宇気比、誓約、祈、誓などと書く~

なるほど、表記の方法もいろいろあるようです。


ではでは、その「うけい」とは、そもそもどんなことを言っているのか?

こんな疑問が頭に浮かんだところ、ちゃんとこんな説明に誘導されていきました。

~あらかじめ「神意がAにあればA’が起こる、神意がBにあれば、B’が起こる」と

 宣言を行い、現実にA’とB'のどちらが起こるかによって、神意がいずれにあるかを

 判断する~


あるほど、早い話が少し先に起こることをズバリ言い当てた方に神意があったとする

やり方をいうようです。 

そして、さらにはこんな説明も重なっています。


~記紀における神託が神がかりや夢のような一方通行的なものである場合に、

 人間の側が積極的に神意をはかるために、自ら現象に対する判断基準を設定した

 上で、望ましい兆表が出るよう祈りを行う「呪詛的行為」であると言われる~


一挙にうっとうしい説明になってきて実際何を言っているのかよく分からん。

この辺に差し掛かるともうとっくに筆者の理解を超えたレベルになっています。


 天照大神&スサノオ


とはいうものの、ご丁寧な説明の方は結構ひつこく続いて途絶えることがありません。

~日本神話では、重要な場面で誓約が行われている~

そうそう、そうしたことを知りたかったんですよ。

ぜひ教えてください。


すると、こんな問いかけになりやすいものです。

~日本神話において「誓約(うけい)により誕生した」との説明は、具体的には

 どんな形の誕生だったのでしょうか?~

ところが、ここからがまたまた少々うるさくてしち面倒な感じに入っていきます。


~日本神話において「誓約(うけい)により誕生した」という表現は、神々が特定の

 儀式的な行為(誓約)を通じて新たな神を生み出したという神話的表現で、

 特に『古事記』や『日本書紀』に記録されています~

ああ、さよか。 でもどのように記録されているのだ?


~その中でも代表的な事例が、天照大御神(アマテラス)と素戔嗚尊(スサノオ)

 の「誓約(うけい)」による神の誕生です~

なるほど、そうだったのか。

それはいいとして、でもそれはいったいどんな「誓約」だったのですか?


この疑問については、このくらいの答えになるようです。

~『古事記』によれば、スサノオが高天原(たかまがはら)に上ってきた際、

 アマテラスはスサノオの意図を疑い、「敵意がないかどうか」を確かめるために

 「誓約(うけい)」という神聖な儀式を行った~


この段には、もう少し補足が必要かもしれません。

~素戔嗚尊(建速須佐之男命)は姉・天照大神(天照大御神)を尋ねて天に昇ったが、

 天照大神は素戔嗚尊に国を奪おうとする悪心があるのではないかと疑い、

 男装し武装して待ち構えた。素戔嗚尊は自身が清い心を持っていることを証明するため、

 互いに誓(うけ)いをして子を生もうと提案した~


要するに、アマテラスはスサオオの意外な行動に疑念を抱いていたわけですが、

スサノオ自身は邪心なしを主張して、両者の見解が分かれたことになりそうです。

アマテラスの心証が正しいのか、それともスサノオの行動がホントに素直なものなのか?


しかしまあ、最高神とされるアマテラスに「神意を下す」神様ってのは、

実際どなたのことなのでしょうか?

その頃は最高神の上に、さらに超最高神とも呼ぶべき存在があったということ

でしょうか?


そのあたりのことはイマイチよくわかりませんが、ともかく先ほどの説明にあった

~神意がAかBか(この場合は、アマテラスかスサノオか)のいずれにあるかを判断~

しようとしたことになりそうです。


では、具体的にはそれをどのように判断しようとしたの?

こんな説明になっていました。 

~アマテラスとスサノオはそれぞれ、相手の持ち物を使って神々を生み出し、それによって

 自分の心の潔白を証明し合うのでした~


相手の持ち物を使って神を生み出すなんてことは現代人に真似のできることでは

ありません。

言うまでもなく、神話の中の神々だからこそできることです。


そしてそれは、こんな経緯をたどったとの説明です。

〇スサノオの剣をアマテラスが受け取り、それを噛み砕いて霧吹きし、息を吹きかけて

 生まれたのが、三柱の女神たち。

〇アマテラスの勾玉をスサノオが受け取り、それを噛み砕いて霧吹きし、息を吹きかけて

 生まれたのが、五柱の男神たち。

両方を合わせた「五男三女神」という言葉もあるようです。


 

  「誓約」の様子 / 古事記


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さてその「誓約」そのものの経緯・結果は、現代人にとってはいまいちピンとこない

印象にもなりますが、それでも決して意味のないことではないようです。

なぜなら、こう説明されているからです。


~この神話において、「誓約による誕生」は以下のような意味合いを持ちます~

えぇえぇ、それなりに深い意味合いが込められているとのことです。

では、それはどういうことなの?


と追ってみると、

~このように「誓約による誕生」は、/肉体的な生殖ではなく/言葉と儀式を介して

 神聖な存在を生み出す/という神話特有の象徴的な生成を示している~

ということになるようです。


ともあれ、神話の世界に限ることなく、昔の人々は「神意」というものの存在を

信じていたことは、「くじ引き将軍」(室町幕府第六代将軍・足利義教)などの

歴史事実からもよくわかるところです


えぇ、現代人なら「宝くじ」が外れたら「なんだとぅ、メッチャ運が悪かった」と

居直るところでしょうが、昔の人はおそらくそこに「神意」というものを感じ

自重自戒することにも目を向けたのでしょうね・・・きっとなら。


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